2027年世界初演 新作舞台作品
若手アーティスト・アートマネジメント人材募集
音楽家・渋谷慶一郎が代表を務めるアタック・トーキョー株式会社(ATAK)は、次世代のアーティストやアートマネジメント人材を対象に、国際的な舞台芸術プロジェクトへの参加者の公募を開始します。
本プロジェクトは、音楽家・渋谷慶一郎が主宰するATAKと、Studio Wayne McGregorの芸術監督であり、英国ロイヤル・バレエ団常任振付師/ヴェネチア・ビエンナーレ ダンス部門芸術監督を務めるSir Wayne McGregorによる国際共同制作であり、2027年の世界初演に向けて始動しました。音楽、ダンス・身体表現、舞台美術、AI/テクノロジーが融合する、分野横断的かつ革新的な舞台作品の創作に取り組みます。
国際的な創作の現場で、次世代の才能が世界に向けて飛躍するための、実践的な経験と成長の機会を提供します。
登録フォーム
今後説明会や公募情報の更新を予定しています。ぜひご登録ください。
事前登録一次締め切り
2025年9月1日(月)23:59
メンター紹介
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渋谷慶一郎
音楽家/プロデューサー
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池上高志
東京大学教授/アーティスト
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今井慎太郎
コンピュータ音楽家/国立音楽大学准教授
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尾崎聡
舞台監督/テクニカルディレクター
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松本七都美
マネジメント/プロダクション
*今後メンターの追加が予定されています。
サポートプログラム
支援内容
・制作参加に対する報酬の支給
・海外滞在時の費用支援(渡航費・宿泊費など)
・必要な機材や資料の提供
・専門的な知識と技術の習得機会
・メンタリングやアドバイス等のサポート
・国内外での実践的な経験の提供
・国際的ネットワークの構築支援
募集対象者
募集分野
・アーティスト(音楽、美術、振付家 他)
・プログラマー(GPT、MaxMSP、Python 他)
・制作・マネジメント
・PR・メディアリレーション
・エンジニア/舞台スタッフ
求められる資質、要件
・国際的かつ分野横断的な芸術プロジェクトに関心があること
・国内外での上演や多様なパートナーとの協業に意欲があること
・英語でのコミュニケーションに長けている、または積極的に学ぶ意志があること
・年齢:22〜35歳程度(実務経験3年以上)
・日本国籍または日本の永住資格を有すること(居住地は国外でも可)
形態
・業務委託
※経験・スキル・スケジュールに応じて個別に相談の上、決定します。
登録フォーム
今後説明会や公募情報の更新を予定しています。ぜひご登録ください。
事前登録一次締め切り
2025年9月1日(月)23:59
参加若手アーティスト/
アートマネジメント人材紹介
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岸 裕真
アーティスト
渋谷慶一郎はブラックホールのような存在です。
怖いけど、惹かれる。大きい。どこに連れていかれるかわからない。でも、いつも見たことのない地平へ導いてくれる。ただその道程は必ずしも安全とは限らない……
2021年の金沢21世紀美術館での
『IDEA ー2台のアンドロイドによる愛と死、存在をめぐる対話』(渋谷慶一郎+池上高志)をきっかけに、渋谷さんとはこれまで2024年のアンドロイド・オペラなどいくつかのプロジェクトでご一緒させていただきました。ATAKのスタッフの方や今井慎太郎さんをはじめとするプロフェッショナルと大きな舞台へ臨む経験は、僕自身にとって価値のある学びとなっています。
渋谷さんのプロジェクトは常に人間とアンドロイド・生と死などの矛盾律から紡がれ、生命の原初的な部分に触れるような魅力とスリルに満ちています。そうした作品の射程は国内に留まらず、国際的なネットワークを活かしてグローバルな発表を展開されています。国内外を横断してテクノロジーと共に生命の根源に迫る渋谷さんとの作品制作は、僕のようなまだキャリアの浅いアーティストにいつも様々なレイヤーで視野が広がる経験をもたらしてくれます。
今回のプロジェクトでも、渋谷さんや若手クリエイターの方々と一緒に、まだ見たことのない世界を開拓することを心から楽しみにしています。
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鈴木 勇気
音響エンジニア
2021年の新国立劇場でのオペラ『Super Angels』をきっかけに、渋谷慶一郎さんの作品に音響エンジニアとして参加してきました。なかでもドバイ万博やパリ・シャトレ座でのアンドロイド・オペラは、国内では得られない貴重な経験で、現地のエンジニアたちとの協働から大きな刺激と学びを受けました。渋谷さんのプロジェクトは、音楽の枠を超えてアートやテクノロジーと交差する、ユニークな現場です。このプロジェクトも今からとても楽しみです。エンジニアや舞台スタッフもどんどん外に出て、多様な現場で経験を積むべき時代だと思います。そんな現場で一緒に働ける仲間を待っています!
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見野 舞
制作
2022年頃からATAKでインターンに参加、演劇学を早稲田大学院とパリ・ナンテール大学で学びながら、2025年3月にはパリ・グランパレで開催された公演「MIRROR Ghost」に制作スタッフとして参加しました。準備から公演までの一連の流れを経験し、興味があった著作権に関する知識や日仏英の三カ国語での制作現場を経験しました。現地会場との交渉では、文化や言語の違いによる問題もありましたが、粘り強く対応し、公演成功に貢献できたことは大きな自信となりました。将来的には企画段階から制作全体を見通せる力を養い、アーティストの可能性を最大限に引き出せる人材を目指していきたいです。
代表・渋谷慶一郎 コメント
世界の最前線で、誰も観たことも聴いたこともないものを一緒に作ろう
既存の枠組みに乗るのではなく、まだ誰も見たことのないものを作り世界に問う。その積み重ねだけが、文化や芸術を本当に前に進めると信じています。そして、これは、僕自身がずっとやり続けてきたことでもあります。
今回、世界的な振付家・演出家のSir Wayne McGregorさん、そして日本を代表する建築家の妹島和世さんと一緒に劇場作品を作るプロジェクトを立ち上げました。音楽、ダンス、建築、美術、テクノロジー、様々な領域を越えて、これからの時代に必要な芸術のかたちを世界へ発信していきます。
そして、この挑戦には若い世代の力が不可欠です。分野を問わず、柔軟で時に無謀なくらいの発想と行動力がなければ、未知のものは生まれない。だからこそ、このプロジェクトを次世代のアーティストやクリエイターが実践的に学び、世界とつながり、自分の表現を問い直す場としても開いていきたいと考えています。単なる教育プログラムではなく、実際に国際的な創作の現場に入り込み、第一線のアーティストたちとゼロから何かを共につくる。その経験こそが、世界で戦える力になるというのは僕自身の経験から確信を持って言えます。
アーティスト志望の方だけでなく、劇場作品やアートのプロジェクトを一から立ち上げる経験をしたい方も歓迎します。ぜひご参加ください。